【AtCoder今昔物語】M-SOLUTIONS プロコンオープン B - Sumo

高橋君、すぬけ君、りんごさん・・・AtCoderに登場する様々な人物、彼らの歩んできた人生を私たちは問題文中でしか知ることができません。彼らが一体何者なのか、どういう思いで問題に挑んでいるのか、少ない手がかりを元に解き明かす、シリーズ【AtCoder今昔物語】第一回目は「M-SOLUTIONS プロコンオープン B - Sumo」です。

 

なぜ高橋君は8番以上勝たないと次の大会に出ることができないのか?

今回はその謎にせまります。

 

atcoder.jp

 

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負け越せば即引退...

令和元年夏場所、ベテラン力士の高橋には土俵人生最大の試練が訪れていた。

 

東京都に生まれた高橋は子供のころから文武両道でまわりの注目の的だった。

とくに相撲の才能は他を圧倒し、慶応大学4年生の時に全国大会で優勝、学生横綱に輝いた。

そして高橋は平成14年春場所、幕下15枚目付け出しで初土俵を踏んだ。

 

鳴り物入りで入門した高橋の実力は、世間の期待を裏切らないものだった。

2場所で幕下を通過したその場所で十両優勝初土俵から僅か4場所で新入幕を手中に収める。

鋭い立ち合いから速攻で寄り切る相撲、そして何よりも彼の奔放な発言は、たちまち高橋をお茶の間の人気者にした。

高橋が『サモアの怪人』横綱・美羽鳳鵬を破った時にインタビュールームで放った一言、「金星が俺を高めるんじゃない。俺という存在が金星の価値を高めるんだよ。」は今でも好角家の語り草になっている。

平成19年秋場所には関脇に昇進、その後も三役の常連として横綱大関を大いに苦しめた。

 

しかし、そんな彼も押し寄せる年齢の波に抗うことはできなかった。

 度重なる怪我や筋力の低下により、平成28年には長く保った幕内の地位から十両に陥落、その後も低空飛行を続けた。

そしてついに令和元年夏場所、西十両14枚目にまで番付を落としてしまった。

十両の定員は28名、つまり今の彼の番付は十両の最下位だ。

この場所で負け越せば、幕下への陥落が決定的、幕内での実績が十分にあり妻子もいる彼にとって、それは引退を意味する。

本場所は15日間、なんとしても8勝して来場所に望みを繋げなければならない。

妻のため、子供のため、応援してくれるファンのため、高橋はこの正念場を乗り切れるか!?

 

入力例1

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初日、盤石の相撲で白星をあげた高橋は、その後負けと勝ちを交互に繰り返し、14日目を終えて7勝7敗となる。

千秋楽は東幕下3枚目4勝2敗青木との入れ替え戦

高橋はこの取組に勝って、十両残留と現役続行をものにすることができるのか!?

 

入力例2

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夏場所9日目。BS放送にて

NHKアナ「えーここで情報が入ってまいりました。昨日8連敗で負け越し、幕下への陥落が決定的となっていた西の十両14枚目高橋、先ほど日本相撲協会に引退届を提出したとのことです。えー元関脇の高橋が引退です。詳しい情報はまた入り次第お伝えいたします。」

荒磯親方「そうですかー。彼も怪我がありながら、稽古して必死に頑張ってきたのを見ていたんですが・・・残念ですねー。」

 

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文章って書くの難しいですね。小説家の人はすごいです、、

 

次回があるのかどうかはわかりませんが、思いついたら何か書きたいと思います。